【イベントレポート】11月1日(木)に「mocteco【モクテコ】day/First」を開催しました!
こんにちは!NPO法人北海道エンブリッジ、インターン生の吉村です。本日は11月1日(木)に行われた「mocteco【モクテコ】day/First」の様子をご報告したいと思います。
<イベント概要>
イベント名:mocteco【モクテコ】day/First
日時:11月1日(木)18:30~21:00
場所:space360 (中央区南1条西6丁目20-1 ジョブキタビル8階)
参加者:22名
主催:NPO法人北海道エンブリッジ
はじめに、NPO法人北海道エンブリッジ代表理事・浜中裕之よりmocteco【モクテコ】day/Firstの開催趣旨の説明とアイスブレイクを行いました。
moctecoは今年10月より始まった、高校生・大学生に向けた創業サポートプログラムです。自分のアイデアや興味関心、解決したい課題への「想い」を「シゴト」にするうえで、まずは、興味関心を企画にし、それを身近な人へ、第三者へ広めていくことが大切であると語りました。
また、興味関心を企画する一歩目を踏み出すサポートとして、モクテコという場を設けています。一歩目を踏み出すのはなかなか難しいことですが、一歩目を踏み出すと「あとはやるしかない」と実践と対話が徐々に増えていき、軌道に乗れる可能性があるとのこと。
続いて、2人のゲストスピーカーの方に登壇していただき、ご自身の経験談や取り組みについてお話していただきました。
1人目は、Asility代表、フリーランス・エンジニアの西元岳さん。西元さんは、自身の生い立ちからなぜいまの仕事に就いたのかということをお話していただきました。
今までに「辞める」という大きな選択を3回し、その都度、自分を見つめ直す機会をつくり“今一番やりたいことは何か”を追い求めてきました。そこで大事であると気付いたのが、「好きなことを全力で」ということ。色々なことを辞めることで新たな道を開くことができたとのことでした。
一見、ネガティブと捉えがちな「辞める」という選択を、見方を変えてポジティブに捉えることで前進できたということに筆者は考えを改めてさせられました。後退と思っていた判断は、実は前進するための一歩なのかもしれません。
2人目は、株式会社DO THE SAMURAI取締役代表の吉田亮さん。吉田さんは、「ホトカミ」のサイト運営に至るまでと吉田さんが大切にしている言葉についてお話していただきました。
バンドに明け暮れていた大学時代、ある本の『志とは、「世のため人のため」』という言葉に影響を受け、自分の好きなことであった日本文化や歴史を広めようと決意し、大きな転機となったのが、福井県のお寺へなにも考えない宿泊した時。お坊さんから「お寺の感想をインターネットに書いてくれないか」と依頼を受けたが、「世のため人のため」にもっと多くの人へ知ってもらいたいと考え、現在の「ホトカミ」へとつながりました。
さらに、吉田さんは、「志」「知行合一」「謙虚と素直とストイック」という3つの言葉を大切にしているとのこと。どの言葉も、“自分がどうするか”という意味が入っています。自分が他の人に何をするか、自分がどう受け止めるか、といったように他人任せでは何も変化しないことを筆者は強く感じました。
そして、今回は4人のmoctecoエントリーメンバーの方にプレゼンをしていただきました。
1人目は、前回の moctecoキックオフイベントでプレゼンをしていただいた、北海道大学文学部の青木わかなさん。
前回は、十勝・HOTEL NUPKAでの住み込みインターンの経験から、「つかいて」と「つくりて」をつなぐメディアをつくりたいとのことでした。現在は、「INTO THE LOCAL」を経験したインターン生、企業にインタビューを行い、“好きなものを好きと言える世界へ”を目指しています。
2人目は、こちらも前回のmoctecoキックオフイベントでプレゼンをしていただいた、北海道大学経済学部の古舘佑真さん。
下川町で林業に関するインターンを行い、木のおもしろさを都市の人に知ってもらいたいと思い始めたとのこと。そのために、木の種類や特徴の情報といった「付加価値」をつけて都市に暮らす人へ届けることを目標としています。当日は自作のまな板を持参して登壇していただきました。
3人目は、北海道大学農学部の田中和さん。
学生が海外へ行ける機会を増やすために、企業と旅をしたい人をつなぐマッチングサイトをつくるのが目標とのこと。学生の現状として、「お金がないこと」が大きな問題点となっており、それを改善するためにただ海外へ行くのではなく、自分が海外でできることを「企業向け」と「個人向け」に案件として報酬をもらい、お金をカバーするというプレゼンでした。
4人目は、北海道大学薬学部の山本将志郎さん。
和歌山県の梅農家に生まれ、梅を全国に広めるために、梅をトラックに乗せて日本一周したいとのこと。自分の梅干しが消費者に伝わることで、他の農家にもより良い循環が広まると考え梅の質や良さにこだわり奮闘中です。
↑真剣にプレゼンターの話を聞く様子
2人のゲストトークの方、そして4人のエントリーメンバーの方のプレゼンは非常に有意義な時間となりました。どの方も自分の信念であったり、自分の夢というものを第三者に伝え、共有することで、背中を押してくれる人が増えたり、さらに頑張ろうと相乗効果があったのではないでしょうか。
また、イベント当日はゲストのお二人がエントリーメンバーのプレゼンのブラッシュアップを行ってくださいました。間近でアドバイスを頂ける貴重な機会であったと思われます。プレゼンターとして登壇したメンバーも、それを聞いていた方たちも目の先のことだけではなく将来のことを考え、さらに前進していくと思います!
↑ブラッシュアップの様子
プレゼンの後は、パネルディスカッションへ。
ゲストお二人のプレゼンのあとに質問を記入していただき、それに答えていく形で吉田さんと西元さん、進行役として浜中さんが登壇しました。事前に出た質問のほかに、その場から出た質問にも答えていく場面もあり、聞いている側も一体となって進んでいきました。
最後は、交流会。
ゲストのお二人に直接質問に行っている方や、初対面で話を広げて盛り上がっている様子が見受けられました。企画をした立場として、このような光景は非常に嬉しいものです。このような光景がここだけで留まらず、もっと大きく広げていけたらいいなと思います。今回、参加していただいた方はとても良い時間を過ごせたのではないかと思います。
<イベントを終えて>
今回、インターンを始めて最初のイベントでした。率直に思ったのは、プレゼンをしている人全員が楽しそうにしていたことです。どんなに失敗した過去も笑って大勢の前で話せるのは、今のやっていることが楽しく、自信を持っているからなのではないかと感じました。共通していたことは「好きなことを全力で」。自分のことをよく理解し、大きな選択をした上で、自分の一番やりたいことは何か。その結果として「起業」という働き方があるのだなと思いました。
本イベント、mocteco【モクテコ】をはじめエンブリッジから北海道や若者の可能性を拡げていく機会、場を提供できるよう今後も活動していきたいと思います。イベントに参加してくださった方々、ゲストとしてお越しくださった西元さん、吉田さん、運営をサポートしてくださった方々、ありがとうございました!
mocteco【モクテコ】イベント、次回開催は11月29日(木)です。また、ゲストは、合同会社Staylink代表の河嶋峻さん。LandSkip代表取締役の下村一樹さん。YouTuber Academy by FULMA代表取締役の齋藤涼太郎さんです!(イベントページはこちら)
さらに、12月16日(日)には、mocteco【モクテコ】DEMO DAYが行われる予定です!
みなさんのご参加、お待ちしています!
(北海道エンブリッジ インターン生 吉村 孝太)