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12月17日(土) SPRING JOB FESTA 2016を開催しました!

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こんにちは。NPO法人北海道エンブリッジ コーディネーターの江川南です。今回ご紹介するのは12月17日(土)に行われたSPRING JOB FESTA 2016の様子です。SPRING JOB FESTAとは半年に一度、夏休みもしくは春休み期間中に参加できるインターンシップを紹介する、インターンマッチングイベントです。今回は全10社のプレゼンテーションおよび企業の方との交流会を通して、各プロジェクトの魅力をご紹介いたしました。

【概要】
イベント名:SPRING JOB FESTA 2016
日時:12月17日(土) 13:00~17:30
場所:内田洋行 ユビキタス協創広場 U-cala (札幌市中央区北1条東4丁目1-1 サッポロファクトリー1条館1F)
参加企業:大鎮キムラ建設株式会社、株式会社ヒューマンリンク、株式会社MASSIVE SAPPORO、株式会社I-PRO、農業6次化プロジェクト(高橋農産・栄木ファーム)、モリタ株式会社、株式会社VERSION2(「Doしたい」)、絵本屋カフェ 南風、有限会社ファームデザインズ、株式会社沿海調査エンジニアリング
参加者:大学生36名
主催:北海道地域人材育成ファーム(幹事:小樽商科大学 / 運営:NPO法人北海道エンブリッジ)

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まず初めにNPO法人北海道エンブリッジ代表理事の浜中によるSPRING JOB FESTA活用レクチャーをお聞きいただきました。「仕事は誰かのための試行錯誤。消費者→生産者 視点を切り替える。小さくとも人の役に立つ経験をする」などのお話や、「今日は、人の役に立つ実験の場を探すということを目的に過ごすと良い」というお話がありました。

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続いて、現在【株式会社FULLCOMMISSION】でのインターンシップを行っている小樽商科大学1年 畠山 陸さんから、インターンシップでの経験についてプレゼンテーションをしていただきました。インターンシップに参加しようと思ったキッカケや、実際に行っている業務内容などをお話ししてくださいました。

続いて、受け入れ先の企業である【モリタ株式会社】【株式会社沿海調査エンジニアリング】、前回開催したSUMMER JOB FESTAから十勝シティデザイン株式会社(HOTEL NUPKA)でインターンをしている北海学園大学3年生の難波佑里花さん、エンブリッジ代表の浜中の4名でパネルディスカッションが行われました。学生を受け入れる企業側の気持ちを率直に話していただきました。参加学生の活動をサポートしてくださる企業の方々も、学生の成長を実感し、実りのある研修期間となるそうです。

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ここからはいよいよ各社からの企業プレゼンテーションです。簡単にではありますが、プロジェクトの概要とともにお伝えさせていただきます。

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1番目は【株式会社ヒューマンリンク】です。『社会に出ると、指示を待っているような「受け身の社員」ではなく、自ら考え行動する「自立した社員」の姿が求められます。 私たちの介護・福祉の分野は商品のカタチがない無形のサービスを提供していますが、誰もが見てわかる、理解できる、無形のサービスをノウハウとしてフランチャイズの仕組みとして水平展開ができること=ノウハウの「可視化」が非常に重要です。 今回のプロジェクトでは、 ① ヒューマンリンクの仕事内容、施設や介護・ 福祉業界について「自ら調べ学ぶ」 ② 調べた中で課題や良い点を「自ら発見」し、 解決するための方法を「自ら考え実行」する ③日々業務が進む中で気になることを「自ら調べ」発信する という内容で進めていきたいと考えています。』

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2番目は【株式会社MASSIVE SAPPORO】です。『この数年で”シェアハウス”という言葉は多くの人がイメージできるものになってきました。新しい住み方やライフスタイルの選択肢というだけではなく、”どのように生きるか”といった生活の場をデザインしていくことがシェアハウスが担うべき役割なのだと思います。 -”生活”を考えて部屋をデザインし、それを必要としてくれる人にちゃんと届ける-  今回のインターンプログラムでは札幌最大規模のシェアハウスの一部屋のリノベーション案の提案、宣伝やひいては最後の入居に至るまでをやってもらいます。  最近観た映画では「頭の中にある内はいつだって何だって傑作」というセリフが印象的でした。実際にカタチにするまでには、多くの障害や考えなければいけないことが詰まってます。 シェアハウスの一部屋から”学生ならではとは何か” ”働くこと企画することとは何か”といった学んでもらえればと思います。学びたい学生の参加を待ってます。』

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3番目は【株式会社I-PRO】です。『グラフィックやWEBデザインなど広告代理店としての仕事を中心に、少しずつ地方自治体からの依頼が増えてきました。「地域の魅力を発信したい」「地域に人を呼び込みたい」など自治体の要望がある一方、首都圏で移住イベントを行うと「北海道に移り住みたい」「北海道に長期滞在したい」と考える人が、年々増えてきています。 私達の役割りは地方と都市に住む人たちの声を聴き、地域の魅力と都市のニーズを繋げること。広告の枠を超えて地域に入り込み、人の動きを生み出すことがI-PROの仕事です。 2ヵ月間の中期で関わる学生には、高齢者の移住が増えている中で一つの課題となっている、移住を経験した20~30代の若者をSNSなどで見つけてヒアリングを依頼、若い移住者は何を求めて移住をするのかニーズをまとめて、自治体に発表してもらいます。 長期で関わる学生には、初期は広告の仕事を中心に経験を積み、中~後半で移住に特化した「移住戦略チーム」を立ち上げるメンバーを担って頂きます!』

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4番目は【大鎮キムラ建設株式会社】です。『古い住宅をアメリカンヴィンテージ風にリノベーションする際に「エイジング」「サビ塗装」という技術を使います。新品の部品も少し手を加えればまるで本物のアメリカのヴィンテージ商品のようになります。当社で用意した部品、そして自分で加工したい物を自由に持込し、当社の工房にて実際に経験していただきます。 さらに、現代の最先端のリノベーション 技術の勉強会も開催します。 』

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5番目は【農業6次化プロジェクト】です。『高橋農産、栄木ファームと共同で行われるプロジェクトです。2016年8~9月にかけて収穫・加工・販売までを行うため、加工品の企画や販売先の確保、メディアへのプロモーションは春先に実施しなくてはなりません。2016年夏にも参加できるメンバーがいると心強いですが、春先の商品企画を一緒に取り組める学生を募集しています。 昨年はパティシエさん協力の元、採れた「ほおずき」や「トウモロコシ」でマフィンをつくり、トマトジャムの加工を行い、北洋銀行協力の元、大通ビッセマルシェで販売するなど実施しました。仕入れ値や販売価格も自分たちで計算するため、 「流通」に加えて「商い」の経験ができます。』

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6番目は【モリタ株式会社】です。『ギフトボックスや特産品パッケージ等の紙箱を製造しており、デザイナーとのコラボレーションによるデザイン性の高いものづくりが得意な紙箱製造メーカーです。そして、これからも続いていく会社にしていくために、社長から次の代へと事業を継承し、若い人が集まる魅力的な会社にしていきたいと思っています。10年後の新しい収益の柱をつくるべく、道外や海外ブランドへ向けた販売、小売商品の開発などより新しい展開を目指しており、2017年1月に「オリジナル紙箱のWEBショップ」をオープン予定。ターゲットは、ハンドメイド雑貨・スイーツ等を販売する個人・ショップ。オリジナルの紙箱を企画、既製品をラインナップし、在庫販売します。オーダーメイド製造がメインの当社にとっては企業の経営革新とも言える挑戦です。インターン生には、企業の経営革新の一端を担い、歴史ある会社を新しい会社に変える経験を、将来に活かしてほしいと思っています。町工場の挑戦に、共に挑戦してくれる若者を待っています。』

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7番目は【絵本屋カフェ 南風】です。『長沼町にあった本屋「絵本屋ぽこぺん」店主、飛鳥詩子さん。彼女のファンの1人であった私は重なり合ったご縁の中で、彼女が遺したこだわりの本たちを引き継ぎ、札幌里塚の地で、「絵本屋カフェ南風」を開きました。「子どもたちのすこやかな成長と大人たちの心の支えになりますように」そんな想いで始めた絵本屋です。 良質な絵本や児童書は、多様な生き方や考え方を示し、導いてくれる優れたアイテムです。しかし現在、出版業界は縮小傾向にあり、書店数も減ってきていたり、紙の絵本だけではなくデジタルの絵本も増えてきています。様々な情報が溢れているからこそ「本当に良い絵本」を知ってもらい、札幌に図書文化を広めていきたい。そこで、店舗で販売するだけではなくインターネットを活用した情報発信を通して、より多くの人に絵本の魅力を発信したいと考えています。 今回のインターンシップでは絵本屋店員となり働きながら、情報発信の企画&運営、マニュアル化やイベントの企画立案から告知までを行っていただきます。例えば、FacebookページのSNS情報発信ページを作成したり、絵本を通じたアーティストとの体験型イベントを企画立案から告知までを行うなど。最終的には、日々の情報発信を行う中で運用マニュアルを作成し、WEB上での情報発信をしていく基盤をつくってほしいと思っています。』

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8番目は【株式会社VERSION2(「Doしたい」)】です。『株式会社VERISON2とNPO法人北海道エンブリッジが運営する、高校生に向けて大学のリアルな情報を発信する大学情報メディア「Doしたい?」。ミッションは、大学の情報をもっとOPENにし、意図のある大学進学ができる環境をデザインすること。現役大学生が編集者となり「大学とはどんな場所?」「どんなことを学ぶの?」「どんな学生がいるの?」など、「大学」について高校生やそのご両親に知ってもらうことで、意図をもって大学に進学する人を増やし、大学生の学習意欲の向上と、より充実した大学生活の実現を目指して活動しています。また他メディアとのコラボレーションで高校生のリスナーが多い、AIR-G’ラジオ番組「GTR スクールストライク」で毎週大学情報も発信しています。今回は「Doしたい?」のライターとして、記事の執筆やサイトの運営に取り組みたい仲間を募集します。「高校生はどんなことを知りたいんだろう?」を一緒に考え、記事の内容を決めて、大学や企業、OB/OGにアポイントを取って取材へ行き、期間中に3本記事を書くことがミッションです。関心が高まればインターン期間を伸ばして継続的に関わって頂けると嬉しいと思っています。』

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9番目は【株式会社沿海調査エンジニアリング】です。『「海の家」から始まるまちづくり』事業を一緒に立ち上げるインターン生を募集します。従来の浜茶屋的「海の家」が衰退する近年、まちづくりの観点から海の家を捉え、大人の海の家をコンセプトに2016年夏・「さかずきテラス」をOPENしました。人と人をつなぎ、さかずきテラスにコミュニティーの中核となるハブ機能をもたせることが大きなミッションです。インターン生には地域内の人・モノ・情報の資源を収集し、漁村・農村・都市などをつなぐ企画やその運営を実施して頂きます。漁村を中心とした、コミュニティーの醸成と外部への発信、ニセコが近いことから海外観光客にアプローチし、インバウンドの事例を積み重ねることで、他地域の海にも展開できるモデルケースを作り上げることが目的です。』

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10番目は【有限会社ファームデザインズ】です。『大きくは三つあります。一つ目は、Cafe&Bar業務。国内・海外の展開もファームデザインズの基礎は飲食事業です。社長自らも厨房に立ち商品開発に取り組んできました。シェフとして活躍した経験を持つスタッフや、ファームデザインズで長年経験を積んだスタッフ達と、店舗の切り盛りをしてもらいます。 二つ目は、外国人観光客の動向調査。トマムリゾートの冬は欧米・アジア圏からの観光客で賑わいます。お客さまとも時に話をしながら、どういう国の人たちがどんな商品を買っていくかウォッチして下さい。新商品開発も随時実施しているので、気付いたことがあれば開発に役立てていきます。三つ目は、若者が参画しやすい環境づくり。トマム・ファームデザインズは立地の影響もあって、毎年人材不足に陥る課題があり社長も店舗に多く立つ事も少なくありません。住環境や、働き方の提案、またリゾート施設で働く魅力を発見して、関心のある人達へのアプローチ方法を提案してもらいます。 』

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11番目は【NPO法人北海道エンブリッジ】です。『「社会に出ることが不安だ」「大学生でいるほうが楽しい」という声を聞く事があります。仕事は、言われたことを淡々とやるもの。給与は、疲労の対価。そんなイメージで社会を見ているのかもしれません。一方で、自身で取り組みたいテーマを決めて、いきいきと挑戦を続ける大人達がいます。そんな大人達とシゴトを共にすることで、「挑戦は楽しい」ということ。「理想の社会は自分の手でつくれる」ということ。そして、「可能性は無限」ということを、体験を通じて学ぶことができます。自分の可能性と選択肢を最大限広げてくれるインターンシップの機会を紹介します。』

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プレゼンテーションの後は、プレゼンを聞いて興味を持った企業の担当者の方と直接お話できるブース交流会が行われました。1ターム10分程度で、企業の方へ直接インターンシップの詳細や、どんなお仕事をされているのかなど、多くの質問が飛び交いました。

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最後はフリー交流会です。皆さん飲み物とお菓子を片手に、学生同士や企業の方と自由に交流を楽しむ様子が見受けられました。

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さらにはどの企業も、プロジェクトの取り組みにかける熱い思いや学生へのメッセージを話してくださり、参加した学生にとっては「働く」ことに対して真剣に向き合う貴重な機会となりました。

企画・運営を担当させていただいた私自身も、学生や企業の方が楽しそうに交流している姿や、交流会で「来て良かったです」と伝えてくれる学生も居たりと、嬉しかったです。今回のSPRING JOB FESTAに参加してくださった学生の中から、一人でも多くの人がインターンシップに挑戦してくれると嬉しいです。

また、今回のSPRING JOB FESTAに参加していない人でもインターンシップに参加することは可能です!まずは一度、面談を行いますのでお気軽にご連絡ください。「やりがいは、やらなきゃ、わからない。」を合言葉に、一歩を踏み出す学生のみなさんをお待ちしてます! *お問い合わせは「info@en-bridge.org」(担当:江川)までご連絡ください。

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