REPORT

角食LABO(小樽製パン株式会社)でインターンシップがスタートしました!

こんにちは。エンブリッジの佐々木です。
5月16日(火)、角食LABO(小樽製パン株式会社)でのインターンシップ「道内初の”角食”専門店『角食LABO』リブランディングプロジェクト」がスタートしました!
これから6か月のインターンシップに挑むのは、藤女子大学・人間生活学部2年の山崎百恵(やまざきももえ)さんです。
*担当コーディネーターはエンブリッジコーディネーター/江川です。19046558_1873110456262266_569633337_n

 

「角食LABO」は、札幌市の東区に工場と店舗を構える角食専門店です。
「角食LABO」という名前の由来は、主食である「角食」を主力商品にすること、そのために高い意識を持って研究・製造を続けていくことから、LABO(ラボラトリー=研究室・製作室)を組み合わせて名付けたそうです。
また、名称とともに掲げている「Bread Matters.」という言葉は「角食こそが肝心」という意味です。
この言葉の中に、「角食にこだわり、誇りを持ち、極めていく!」という強い意思を込めました。
しかし、なぜこれ程までに「角食」にこだわるのでしょうか?
その理由は、室長の富樫さん自身の経験を踏まえた想いがあります。

富樫さんの家は代々角食作りを行っており、富樫さんで三代目だそうです。
23歳のときから角食作りを始め、東京の老舗ベーカリーで修行を行い、28歳で北海道へ。
その後、家業である老舗角食工場を継ぐために北海道に戻ってきました。
しかし、富樫さんが工場を引き継いだ当時、工場は角食離れや価格競争に敗れて経営不振に陥っている状況でした。
そのような苦労の中、「角食屋としての強みは何か?」ということを突き詰めて考えた結果、「北海道の『角食』の追求」という答えに行きついたそうです。
その後、「北海道の『角食』の追求」のために店舗を再建して、現在の「角食LABO」に至ります。
そういった経緯から、現在でも道産小麦をはじめ使用する食材にこだわるのはもちろんのこと、ヨーロッパで歴史あるメーカーの製角食機器を導入するなど、製法にもこだわって日夜、美味しい角食作りを研究しています!

 

18721142_1161852520604687_802904934_o-horz▲写真左:角食LABOの外観 写真右:商品紹介のリーフレット

 

■インターン生のミッション
「北海道の角食」で、全国の食卓を笑顔にする!道内初の”角食”専門店「角食LABO」リブランディングプロジェクト!
今回のプロジェクトは、「北海道の美味しい食角食といえば、『角食LABO』」というブランドイメージを全国に広げるという、いわば「角食LABO」のリブランディングに取り組みます。
「角食LABO」オープンから約3年が経った今、全国的に見てみると「角食」専門店が増えてきています。
そのため、今後は札幌の店舗を拠点として、全国に発信していくという取り組みを通して、北海道の美味しい「角食」を、より多くの人や場所に広めていきたい、と考えています。

そのために、具体的に3つのことを行います。
1つ目は、店舗リニューアル企画・実行です。
「角食LABO」に訪れるお客様が、「またお店に来たい!」と思えるような企画を考えて実行します。
具体的には、季節に合った店内装飾を考えたり、店舗でのイベントやセミナーなどリアルな場を通して、お客様とのコミュニケ―ションが取れるような企画を行います。
2つ目は、取材・情報発信・プロモーションです。
イベントの情報、角食の原料や機械へのこだわりについて、社内で取材を行いSNSで発信します。
3つ目は、新商品の企画・開発です。
社内のチームで、新商品開発、最近の角食業界情報やSNS・マーケティングを学ぶ勉強会に加わってもらい、インターン生もそこに加わり「こんな角食があったらいいな」をカタチにしていきます。

18582234_650835465121583_2511788554329202639_n▲写真:イベント出展時の様子

 

■インターンシップに挑戦しようと思った動機や目標
インターンシップ開始から約2ヶ月が経ったタイミングで、改めてインターンをしようと思った動機や目標について、山崎さんにインタビューしました!
Q:インターンにエントリーしようと思ったキッカケは何でしたか?
A:プロジェクトの内容が面白そうだと思ったということと、自分に自信をつけたいと思ったことです。
私は漠然と「栄養管理士になりたい」と思ったので、栄養学科に入りました。
ですが、栄養管理士として将来働くことを想像したときに、なんだかしっくりこないな、と思うようになりました。
というのも、実際に栄養管理士として働く場所は、病院や介護施設が大半なのですが、私はそういう場所で自分が働くイメージが持てなかったからです。
かといって、全く違う分野に就職するという自信も持てず、漠然と不安を抱えていました。
そんな時に、たまたまFacebookで角食のお店でプロジェクトが始まると知りました。
その時は具体的に何ををするのかもよく分かっていなかったのですが、直感で「やってみたい!」と思いました。
学業と両立ができるかが不安で相当悩みましたが、今後学校の実習や就活・国家試験の勉強が入ってくることを考えると、「今しかチャンスはない!」と思いエントリーしました。

 

Q:そうだったのですね。もともと商品開発に興味があったのですか?
A:そうですね。商品開発自体は昨年の「農業プロジェクト」で経験させて頂いたのですが、とても面白くて。その経験がキッカケで、商品開発に興味を持つようになりました。
具体的には、農場で採れた野菜を使った商品を開発していました。商品開発のチームでレシピを考え、パティシエの方に実際に作って頂いて商品化するという流れで商品を作ったのですが、「頭の中で考えていたアイデアが実際にカタチになる」ということがとてもワクワクしました!
19451918_1879115065661805_116763831_o▲昨年度の「農業6次化プロジェクト」にて、実際に山崎さんらが開発した商品
※詳細なプロジェクトの内容については、農業プロジェクトのFacebookページをご覧ください。

 

Q:何事もまずはやってみることで、選択肢が広がりますよね。現在はどのようなことをされていますか?
A:今やっていることは主に3つあります。
1つは、新商品の開発です。最初は10種類の切り口から、それぞれ10種類ずつアイデアを考えて、合計100種類のアイデアを社内のミーティングで提案するところから始まりました。現在は出したアイデアの中から候補を絞った上で、角食やカフェの雑誌から情報をインプットしつつ、角食LABOらしい商品にするためにアイデアを練り直しているところです。
2つ目は、角食の冷凍保存方法について伝えるリーフレットの作成です。
キッカケは、イベントに出展した時に、お客様から「食べたら美味しいけど、こんなに多くは食べられないからいいや…」「冷凍したら味が落ちるんじゃない?」というお声を頂いたことです。その時に、「角食を冷凍保存できる」という事を知らない方が多いということに驚きました。角食を品質を落とさずに保存する方法を多くの人に知ってもらうことで、より手軽に角食を食べてもらえるのではないかと考え、作成に取り組んでいます。
3つ目は、FacebookなどのSNSの更新です。
以前のイベントでも、事前にFacebookで実際に出品される角食の特徴を紹介したり、イベントの会場の案内をしたりしたところ、イベント中に「Facebookを見て来ました!」という方が多くいらっしゃったので、とてもうれしかったです。
今後は、夏休みに入ってからの商品開発と、インスタグラムを利用した広報を進めることを中心に取り組む予定です。
cats▲山崎さんがFacebookにて投稿した角食の紹介写真

 

Q:なかなかクリエイティブなことに取り組まれていますね!面白いです。ちなみに、インターン終了後にはどうなっていたいですか?
A:今は、自分自身成長させたい!という気持ちが強いですね。
というのも、私自身打たれ弱いというか、自信が無く他人からどう思われるのかを気にしすぎてしまうところがあるんです。なので、何か1つのことをやり切るという経験を通じて、弱い自分を克服できれば良いなと思っています。
私は、将来の目標がしっかり定まっているというワケではなく、ふらふらしているのですが、今はまだ色々チャレンジしてみる時期だと思うので、色々やってみたうえで考えたいですね。

 

編集後記:インタビューの中で、「自分に自信が無いからインターンシップをしようと思った」という言葉が印象的でした。自信が無いからこそ、1つことをやり切るという経験が財産になるのだなと改めて感じました。
今後とも、山崎さんの活躍を応援して頂けると幸いです。(佐々木彩乃)

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