【mocteco 2期生 インタビュー】「これまでの取り組みとやりたいことが繋がり、社会的価値を生み出す経験ができた」松江勇志さん
創業支援サポートプログラム「mocteco」2期生の声をご紹介します。moctecoにエントリーした動機や、実際にやってみてどうだったか、自分の中で生まれた変化などを教えていただきました。
松江勇志さん
mocteco 2期生
北海道大学経済学部経営学科 4年(エントリー当時)
Q1.moctecoは何で知りましたか?
NPO法人北海道エンブリッジの浜中さんからの紹介です。
Q2.なぜmoctecoにエントリーしようと思ったのですか?
将来的に自分の事業を持ちたいと思っており、学生のうちに1度事業化のイメージを掴みたかったからです。
Q3.moctecoにエントリーする前はどんなことをやっていましたか?
マーケティング会社でデータ分析のインターンシップをしていました。
Q4.moctecoに参加してみて、どんな変化や進化がありましたか?また、成長を感じたことはありますか?
起業というものへのハードルが大きく下がりました。以前は、起業は一部の優秀な層が取り組むものというイメージがありましたが、そうではなく、チャレンジしようと思えば全員にそのチャンスはあるということを学びました。また、自分でサービスを作り、営業をかけ、導入してもらうというフローすべてを一人で実行したのはとても成長できたポイントだと思います。
▲実際に、高校の野球部で運転テストしていただいた時の様子。
Q5.一番印象に残っている出来事を教えてください。
1回目の合宿で真実の瞬間のスケッチをしたことです。
自分のサービスがどの瞬間に価値を生み出すのかを発見することができました。
Q6.全4回開催した「mocteco kick off」「mocteco day」「demo day」はどんな時間でしたか?
kick offで他のエントリー者のプレゼンを聞き、自分も3ヶ月間本気で取り組もうという意識が生まれました。
mocteco dayはフィードバックをいただけるチャンスとして、事業を進める上での中間目標地点として活用できました。また、参加により活動のモチベーション維持を図れました。
demo dayは自らが3ヶ月でどれほど成長できたか、どれほど事業を進めることができたかを振り返ることができました。自分が取り組んできたことが間違いではなかったことを再確認できたと思います。
▲demo day での様子。(写真左:mocteco メンター 川端さん、右:松江さん)
Q7.学生向けのプログラムなどがたくさんある中で、moctecoが違うと感じるのはどこだと思いますか?
学生向けプログラムという位置づけではありますが、学生というより「一人の事業家として何をすればいいか」を学べるプログラムだと思います。メンターさんが事業家目線で本気でフィードバックしてくださるので、自分でもより本気で取り組もうという意識が生まれました。
Q8.エントリーしてよかったと思うこと、参加したからこその出来事があれば教えてください。
参加したからこそ、mocteco終了後も継続的にお付き合いしていただけるお客さんを抱えることができました。エントリーしていなかったら、絶対にこのフェーズにはたどり着けませんでした。エントリーして本当に良かったと思います。
Q9.あなたにとってmoctecoとは?
moctecoは自分のスタートラインだと思います。これまで取り組んできたこと、やりたかったことが繋がって、社会に価値を生み出し始められているのではないかと感じています。事業がうまくいかなかった時にはもう一度このmoctecoで実施してきたことに立ち返りたいです。
Q10.今後moctecoが札幌でどのように広がっていくといいなと思いますか?
やりたいなと思っていることがある人がどんどん集まる場になればいいと思います。何かをやりたいと思っていても、周りにそういう環境がないとなかなか行動には移しにくいです。「周りがやりたいことをやっている人しかいないから、自分もやってみよう」と思える場所であって欲しいですね。
Q11. 最後に、これからの目標や取り組もうとしている事、「こんな世の中にしたい」というビジョンを教えてください!
今回は野球のプランを進めていますが、他にもやりたいと思っていることはたくさんあります。すべてに共通しているのは、自分や周りの人がもっと生活しやすい世の中であって欲しいということです。なのでまず自分としては、誰かが不便を感じていることを見つけ、それを解決するソリューションを提供できる人間になりたいと思っています。
松江勇志
2020年4月に北大を卒業し、現在東京勤務。大学時代は北海道大学で経済学を専攻しながら、大学3年時からフュージョン株式会社でデータ分析のインターンシップを経験。データ分析の経験と小学生時代から続けている野球への思いを掛け合わせて何か事業をしたいと考え、moctecoにエントリー。moctecoを通じて、自らのサービスの開発と顧客獲得に成功し、現在は東京のIT企業で勤務をしながらも副業として事業を継続中。