【mocteco3期インタビュー】「Just be myself, 自分らしいモノづくり」久保えりなさん
こんにちは!エンブリッジインターン生の酒井です!
今回は、2020年9月19日(土)に開催される「mocteco【モクテコ】3期 Kick off」前の3期生にインタビューをしていきたいと思います。moctecoへのエントリー経緯や、moctecoでやりたいことについてお伺いしました!第2回目は「久保えりな(くぼ えりな)さん」です。
当日は、mocteco3期生の「決意表明」のプレゼンテーションや、起業経験者・mocteco1期生・2期生のトークセッションほか、交流会も実施する予定です。オンライン開催ということでご自宅からでもご参加いただけますので、奮ってご参加下さい!!
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※新型コロナウイス感染防止のため、ZOOMにてインタビューを行いました。
酒井:こんにちは!NPO法人北海道エンブリッジの酒井と申します。本日はよろしくお願いいたします!!
久保:こんにちは!mocteco3期に応募しました、北星学園大学文学部英文学科4年の久保えりなです。よろしくお願いします。
■mocteco【モクテコ】にエントリーしたきっかけ
酒井:早速ですが、moctecoにエントリーする前は何をしていましたか?
久保:2018年2月から2019年12月までドイツのベルリンに留学していました。
もともと海外に住んでみたかったということもあり、留学を決意しました。英語圏ではないヨーロッパ諸国に行きたかったので、ドイツのベルリンに留学することを決めました。
酒井:かなり大きい決断だったと思うのですが、長期の留学に踏み切った理由は何ですか?
久保:大学3年の就活時期が近づいてくるにつれて、自分の人生の予想がついてしまうことに気付きました。このままだと、就職して会社に入って…皆が想像するそのままの人生になると感じました。留学に行く前は、周囲の「ああすべき」「こうあるべき」がうるさく感じて、それに嫌気が指していました。自分のことを誰も知らないし、自分も知り合いがいないところに行って、自分をフラットにしたかったんだと思います。自分の本当に好きなものは何かについてもっと知りたかったんです。
酒井:ドイツでの留学で、最も心に残っていることは何ですか?
久保:最も印象深いのは、日本とドイツでの「いのち」に対する価値観の違いでした。ベルリンではヴィーガン(完全菜食主義)やベジタリアンが特に多いことで知られています。彼らと接する中で「いのち」とは何なのか、「命を奪う」とは、「食べる」とはどういうことなのかについて深く考えさせられたことが何度もありました。
ベルリンでの留学を経験し、「命をいただくこと」とは「命に感謝しながら全てを使い切ること」だと考えるようになりました。命をいただいて生活していることを一人ひとりが少しずつ意識できるような世界であるべきだと思います。
■mocteco【モクテコ】でやりたいこと
酒井:少し話題は変わりますが、今回のmoctecoで何をしたいと考えていますか?
久保:エゾシカの皮を使用したロングスカートを作りたいと思っています。ブランド名は「my dear」です。鹿革を通して「いのち」や「生きること」を人々に強く感じてもらいたいという願いがあります。すでに駆除された鹿を有効活用していく、というのがねらいです。
環境やエシカルを本気で考えると、石油から作った合皮ではなく、本革であるべきなのではないかと考えています。ここ20年で服の供給量は、約2倍になったといわれていますが、市場規模はそれに反比例して緩やかに下がっています。つまり、モノが増えすぎているということです。ファストファッションの台頭などにより、供給量は格段に増えました。私の願いは、1つのものを長く大事に使い続けてもらうことなのです。長く大事に使い続けてもらうことによる「愛着」を大切にしてもらい、タイムレスに着続けられるものを作ります。エゾシカの革を通して、人々の生活において、精神的な豊かさを提案していきます。
10月にはクラウドファンディングも実施する予定です。詳細はmocteco3期Kick off イベントで発表させていただきます!
酒井:そもそも、この事業をやりたいと思っている理由は何ですか?
久保:理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、命に向き合う必要があると感じたからです。先ほどもお話したようにベルリンでの留学を機に、「いのちって何だろう」「生きるって何だろう」を考えていました。帰国後、北海道内で年間約10万頭のエゾシカが害獣として駆除されているものの、それらがほぼ活用されていないことを知りました。ただ命が無駄にされている事実を知り、ファッションの力を借りて、エゾシカ問題にも「命に感謝しながら全てを使い切ること」というアクションを起こしたいと強く思うようになりました。
2つ目は、「自分はこれだ!」と言えるものが欲しかったからです。例えば、自己紹介をするときに、「私はこれをしています」というような自分を表現できるものを作りたかったんです。ベルリンへの留学をしている時に、自分の得意なこと、好きなこと、出来ることを考えたときに、「自分には何があるんだろう」と考えていました。そこで、元々好きだったファッション、ベルリン留学中に考えた「命と向き合う必要性」、帰国後に発見した「北海道内のエゾシカ問題」が自分の中で繋がることに気付き、エゾシカの皮を使用したロングスカートを作成しようと決めました。
このように自分が経験してきたこと、好きなこと、出来ることを組み合わせることで、ロングスカートで自分自身を表現していきたいと思います。私は私らしく、自分が好きなモノづくりをしていきたいと思います!
■mocteco【モクテコ】に挑戦するにあたって
酒井:最後に、mocteco3期Kick offイベントへの意気込みをお願いいします!!
久保:ぜひ私の名前も顔も覚えて帰って下さい♡
酒井:本日は貴重なお時間ありがとうございました!mocteco3期Kick off イベントも頑張ってください!
久保:こちらこそありがとうございました!
最後までご覧いただきありがとうございます!このレポートを通じて、mocteco 3期生の久保えりなさんのこと、moctecoの雰囲気を感じていただければ嬉しいです。
冒頭にもお伝えした通り、mocteco3期のKick offイベントは2020年9月19日(土)にオンラインで開催されます。当日は、mocteco3期生の「決意表明」のプレゼンテーションや、起業経験者・mocteco1期生・2期生のトークセッションほか、交流会も実施する予定です。今年のmoctecoを盛り上げていくためにも、是非ご参加下さい!
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北海道エンブリッジインターン生 酒井智子
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