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モリタ株式会社でのインターン、2期生が終わり、3期生がスタートしました!

こんにちは!エンブリッジの江川です。2月28日(水)、モリタ株式会社でのインターンシップ「町工場の挑戦! オリジナルギフトボックスのWEBショップを一緒に立ち上げる!」2期生のインターンシップが終わり、3期生のインターンシップがスタートしました。2期生として取り組んだのは、札幌市立大学3年生・八柳友梨さん。

3月2日(金)に社内で成果報告会を行い、社長をはじめ社員のみなさんの前で、6ヶ月間の間で取り組んだこと、成果、学びや気づきを発表してくれました。


昭和初期、札幌市内の百貨店に紙箱パッケージを納める仕事から始まり、以来、地元北海道に根付き、食品・雑貨・ギフトや特産品などを包む紙箱の製造を行ってきた「モリタ株式会社」。 歴史あるものづくり中小企業が新たに仕掛ける、オリジナルギフトボックスWEBショップ「hakop ready made shop」店長として、様々な企画や運営を行います。「デザインの良い紙箱パッケージをつくるならモリタ」というブランドイメージを全国に広げ、北海道から全国各地、そして海外への展開を目指す経営革新プロジェクトです。

札幌スタイルにも認証され、3月7日(水)より大丸札幌店で行われる「札幌スタイル 素敵な暮らし展」にも出展するそうです。ぜひお立ち寄りいただき、実際に手に取っていただけると嬉しいです。

そして、これから6ヶ月間のインターンシップに挑むのは、藤女子大学3年生・高崎理子さん(写真左)です。

先日はインターン開始日ということで、スタートオリエンテーションを行いました!エンブリッジのインターンシップでは最初に「スタートオリエンテーション」というミーティングを行い、プロジェクト内容の共有や、一ヶ月間のゴールイメージや目標の決定などをする機会をつくっています。

自己紹介で話してくれていた内容を、少しご紹介させていただきます。

Q:インターンシップにエントリーした理由は何ですか?
A:わたしは将来、「人とモノをつなぐ架け橋として、世界中の人々の心を動かし、笑顔にしたい」と考えています。デジタルマーケティングビジネスの第一線に立つために、地元企業のWEBショップ運営を通じてデジタルシフトを体感したいと思い、エントリーしました。昔からインターネットをつうじて多くの人や多くの情報と出会うことが大好きで、自分のクリエイティビティとITを組み合わせた仕事がしたいと考えるようになりました。そんな時に、22年間過ごしてきた大好きな白石区の老舗企業であるモリタ株式会社さんの募集ページを見て、「わたしこそがこのプログラムにチャレンジするべき人間だ!」と確信して問い合わせをしました!(笑)紙箱を手にする瞬間、人々の心は希望にあふれていると思います。そんな喜びを提供してくれるモリタ株式会社をもっと盛り上げて、より多くの人々に知ってもらいたいと考えています。

Q:インターン期間の目標は?
A:事業での貢献目標は3つあって、①1日あたりのサイトアクセス数UP、②1ヶ月の売り上げUP、③業界のスタンダードとなる礎をつくる、です。具体的な数値はこれから設定していきたいと思っていますが、これだけの利益を生み出すことが地域やクリエイターのみなさん、そして企業の未来へつながると思います。自己成長目標は、①説明(プレゼン)上手になる、②年上の方々へ意見する勇気を得る、③業務においてわからなかった点はすぐに解決させる、という3点です。社会に出ていない自分はまだまだビジネス力が足りていないと感じています。学び、実践し、再考し、修正するというサイクルをインターン期間中に繰り返すことで、大きな経験を得られると思っています。社内に新しい風を吹かせられるよう、元気に活動したいです!これから6ヶ月間、よろしくお願いいたします。

八柳さんの成果報告会にも参加してくれたのですが、胸元には「タカサキリコ」という名札が!(笑)「誰かに言われてつけたの?」と聞くと、「みなさんに覚えてもらいたくて、自分でつけました!」とのこと。面談中も「工場ってここにあるんですか?見に行っていいですか?」と、工場を見学させていただくことになったり、グイグイ積極的に進めてくれる、バイタリティある素敵な女の子です。

プロジェクトの成功を目指して私も伴走していきたいと思います。今後もプロジェクトの進捗などをレポートを通してお伝えしていけたらいいなと思っておりますので、ぜひ様々な方々に応援していただけるととても嬉しいです。これからどうぞ、よろしくお願いいたします!(江川 南)

【イベントレポート】2月15日(木)に「Bridge Meet Up!!」を開催しました!


こんにちは。
北海道エンブリッジ、インターン生の米田です。
今回ご紹介するのは、2月15日に開催された「Bridge Meet Up!!」の様子です。

◾Bridge Meet Up!!とは
Bridge Meet Up!!は、インターンシップの受入企業さんや、様々な大学でご協力頂いている先生、行政職員の皆様、プロジェクトに参画している学生、エンブリッジを日ごろご支援頂いている方々をお招きして、プロジェクトの紹介や参加者同士での交流を通じて若者を応援するコミュニティーをつくっていこうと企画しているイベントです。

◾イベントの概要
イベント名:Bridge Meet Up!!
日時:2月15日(木) 18:30-21:00
場所:Ten to Ten Sapporo Station
参加者:約30名

当日の様子を一つ一つレポートしていきたいと思います。

まずはじめにNPO法人北海道エンブリッジ代表理事の浜中による、Bridge Meet Up!!の開催趣旨のお話。普段こんなに素敵な方々とご縁を頂いているのに、ひとりひとりをお繋ぎできていないのは「もったいない」と企画した趣旨をお話ししました。

続いて、長期インターンに取り組んだ大学生4名からのプレゼンテーションが行われました。
僕の感想とともに紹介していきたいと思います!

 

◾1人目のプレゼンターは、小樽商科大学2年生の畠山陸くんで、なんとベトナムから生中継でのプレゼンでした。畠山くんは株式会社FULLCOMISSIONで長期インターンをしており、休学して1年間ベトナムで現地法人の設立とゲストハウスを立ち上げるというミッションに取り組んでいます。現地法人設立の書類も無事提出し、ダナンとホイアンという2都市で物件を契約、2018年春OPENの目途を立てて、まもなく帰国します。彼がプレゼンの中で言っていた「後悔のない選択をする」という言葉がとても心に残りました。
当たり前ですが、挑戦をする前は自分のその選択の後にどんな結果が待っているかわかりません。選択する時の挑戦しようという気持ちと、選択した後に真剣に取り組めれば後悔はしないという二つのことをこの言葉から感じました。

◾2人目はモリタ株式会社、札幌市立大学3年生の八柳友梨さんです。モリタはギフトボックスや特産品のパッケージ等、デザイン性の高い紙箱製造メーカーです。
八柳さんはオリジナルギフトボックスのWEBショップの店長を担い、SNSの発信やアクセス解析、動画制作に商品開発、イベント開催など店長として様々なことに挑戦していました。当初はゼロに近かったアクセスも毎月2500PV近くになり、毎週のように安定して受注が来るようになりました。中には、WEBを見て直接工場に買いに来る人が現れるまでにショップが成長していきました。
彼女がインターンを始めたきっかけは「働くことに対する不安」だったようです。「今でも自信が持てているわけではないですが、自分が取り組んできた<デザイン>に価値があるということを知れて自身になった」と話してくれていました。
モリタでのインターンが本当に濃いものであったということが伝わってきました。

◾3人目はNPO法人札幌チャレンジド、藤女子大学4年生の宮武真子さんです。札幌チャレンジドは主に障害者の自立支援を行なっているNPO法人で、宮武さんは企業と障害者の橋渡しをする実習制度の構築に挑戦しました。
自身が台湾への長期留学中に感じたマイノリティー体験がきっかけで、マイノリティー支援がしたいと障害者雇用の取り組みに参画しました。企業と障害者の人たちの意識のギャップをどのように埋められるか、ヒアリングやプログラムづくり、企業候補リストをつくって営業活動も実施しました。通算で300社ほどに電話をかけ、多くの企業に「障害者雇用の実態や受入方法」について伝えて回りました。結果的に10社の企業が受入を表明してくれて、インターンシップ期間中に2社に送り出すことに成功しています。

 

◾4人目は北海学園大学4年生の難波佑里花さんです。
彼女は「モリタ株式会社」と「十勝シティデザイン株式会社」2つの会社でインターンシップを行い、別の
受入企業でもある「株式会社ハルキ」に就職し林業に取り組むことが決まっています。ものづくりから、地域メディアとしてのホテルヌプカ(運営:十勝シティデザイン)の取り組み、そして1次産業でもある林業、学生時代に多くの仕事に触れることができたようです。その中から、人と繋がる大切さ、人の繋がりが生む「強さ」、自分自身も「やってみればなんでもできる」という自信をつけることができたと話してくれました。

4人の学生たちのプレゼンからは、インターンシップを通した成果だけではなく、得られた大切な学びを伺うことができました。エンブリッジではこれからもみんなの挑戦の後押しをしていこうと思います。

 

◾最後にエンブリッジのこれからの10年に向けての取り組み計画を紹介。ただ長期インターンシップで面白いプロジェクトや機会を増やしていくという段階から、例えば森林の資源を守りながら経済活動としても発展させていくというプロジェクトや、海の資源、農業、福祉など、これからの10年でどんな北海道につくっていきたいかをしっかり考え、その中から各企業さんと次の社会をつくっていくプロジェクトを意図的につくっていくと話していました。

 

最後はTen to Tenさんが用意してくれた美味しい料理とお酒を楽しみながら、交流会が行われました。大学生は自分の夢を用紙に書いて、周囲の大人が応援メッセージを書くという小さなイベントも行われました。
学生にとっては、普段なかなか会うことのできない社会人の方々と、逆に社会人の方々は今の若者の考えを聞いて、双方から「刺激をもらえた」と感想を聞くことができました。札幌にももっとこういた多様な想いを持った人達が集まれる場を増やしていこうと思います。

◾イベントを終えて
今回のBridge Meet Up!!で大切にしたのは一人一人ができるだけ多くの出会いに触れるということでした。皆さんの笑顔で話される姿を見て、この点はうまく達成できたのではないかと思います。

大学生活は4年間という多くの時間が与えられます。そして使い方はそれぞれの自由。
時間をどうやって使ったら良いか分からないという人は、多くの世代や多くの立場の人と話すことでヒントが得られるかもしれません。エンブリッジではこれからも多様な出会いに溢れた場を提供していきたいと思います。

当日参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!
またお会いできることを楽しみにしています!

(エンブリッジ インターン生 米田 夏輝)

【イベントレポート】12月2日(土)に「SPRING JOB FESTA 2017」を開催しました!

ロゴ

こんにちは!
北海道エンブリッジ、インターン生の田中です。
今回ご紹介するのは、12月2日(土)に開催されたSPRING JOB FESTA 2017の様子です。

■SPRING JOB FESTA 2017とは
SPRING JOB FESTAとは企業名や業界ではなくインターンシップの「プロジェクトの面白さ」と「人の面白さ」でマッチングする、新しいカタチのインターンシップフェアです。
今回は全6社のプレゼンテーションおよび企業の方とのトークセッションや交流会を通して、各プロジェクトの魅力をご紹介いたしました。
詳しくはFacebookイベントページをご覧ください。

■イベントの内容
イベント名:SPRING JOB FESTA 2017
日時:12月2日(土)13:00~16:30
場所:北海道新聞社 札幌本社ビル(札幌市中央区大通西3-6)
出展企業:グローブエンターテインメント株式会社、株式会社ONECRUISE、有限会社オフィスアン、モリタ株式会社、農業プロジェクト、NPO法人北海道エンブリッジ
参加者:大学生24人
主催:北海道地域人材育成ファーム
共催:NPO法人北海道エンブリッジ

 

まずはじめにNPO法人北海道エンブリッジ代表理事の浜中による、SPRING JOB FESTA 2017の活用レクチャーをお聞きいただき、続いてアイスブレイクを行いました。

OPトーク

次に8月まで7か月間、モリタ株式会社でインターンシップに取り組んでいた、加茂さんからインターンシップの経験についてプレゼンしていただきました。
Webショップの店長として、Webページの作成やアクセス解析、イベント開催、東京研修などに取り組みました。
1,2年生から問題意識をもって、行動することで自身の強みを伸ばしたり、弱みを補う時間を多く確保できます。

加茂くん プレゼン

ここからは各社からの企業プレゼンテーションです。
簡単ではありますが、プロジェクトの概要と共にお伝えさせていただきます
1番目は【グローブエンターテインメント株式会社】です。
「完全オーダーメイドウエディング」×「地方創生ビジネス」という独自のスタイルのベンチャー企業。
社歴に関係なくトップに事業提案可能・複業Ok・休暇余暇の充実など「成長速度」と「自分らしさ」を大事にする社風です。
1月19日~21日までの3daysインターンを募集しています。

グローブ プレゼン

2番目は【株式会社ONECRUISE】です。
WEBを駆使して、HOKKAIDOから、全国そして世界を代表する企業を目指します。
クライアントのニーズに応じた的確なプランニングと、ローカルビジネスモデルに特化したWEB広告の戦略で、企業や自治体がWEBを通じて目的を達成し、事業を成功させるまでのサポートをします。
Google主催セミナーでは日系企業で唯一スピーカーを行いました。
6か月間のインターンで、最終的には自分でマーケティング企画を納品までディレクションします。
*インターン詳細はこちらをご覧ください。

ワンクルーズ プレゼン

3番目は【有限会社オフィスアン】です。
*エンブリッジ代表理事の浜中が代理でプレゼンテーションいたしました。
店舗では農産物を中心にそれらを使った食品や合成食品添加物を使わない加工食品・洗剤・雑貨など、できるだけ食べる人、使う人の安全や健康を考えた商品を使っています。
「宿泊」×「飲食」×「販売」を兼ね備えた施設をオープン予定で、インターン生はそれの企画やイベント開催を担います。
2018年4~5月にプロジェクトが確定するので、それまでは月に1度の「設計会議」に携わります。

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4番目は【モリタ株式会社】です。
ギフトボックスや特産品のパッケージ等の紙箱を製造しており、デザイナーとのコラボレーションによるデザイン性の高いものづくりが得意な紙箱製造メーカーです。
インターン生は加茂さんが立ち上げた、オリジナルギフトボックスのWEBショップの店長を担い、SNSの発信やアクセス解析、イベント開催などに取り組みます。
6ヶ月間のインターンを募集しています。

モリタ プレゼン

5番目は【農業6次化プロジェクト】です。
農業では高齢化問題・後継者不足が課題となっており、ネガティブなイメージを持たれがちですが、農家として働くことで得られることや魅力をアピールすることで農業に興味を持ってくれる人を増やしたい。
そんな想いから高橋農産さんの下で2012年からインターンが始まりました。
インターン生は収穫、加工、流通、販売までチームとなって取り組みます。
期間は7月~9月が中心となります。
*インターン詳細はこちらをご覧ください。

農業六次化 プレゼン

最後は【NPO法人北海道エンブリッジ】です。
長期インターンという形で、仕事を通じて社会に新しい価値を生み出し、楽しみながら挑戦している大人と大学生のマッチング&サポートをしています。
インターン生は企業営業、イベント開催、インタビュー記事のUPなどに留まらず、エンブリッジに必要とされるものであれば何でも取り組むことができます。期間は2ヶ月間〜です。

エンブリッジ プレゼン

全てのプレゼンテーションが終わった後は、参加者の方々に3分ほど感想を共有して頂きました。皆さん楽しそうに隣の人と話していたのが印象的です。

意見交換

次にパネルディスカッションです。
プレゼンでは聞けなかったことを浜中さんが質問していきます。
パネルディスカッション

ここで休憩を挟み、企業ごとに分かれた、トークセッションです。
インターンに関わらず、働くということ、就活のことなど気になったことについて自由に話します。

モリタ トークセッション

▲モリタ株式会社のトークセッションの様子

 

農業六次化 トークセッション

▲農業6次化プロジェクトのトークセッションの様子

全ての企業のトークセッションを回った後は、交流会です!
乾杯の挨拶は小樽商科大学 准教授の大津先生にしていただきました。
学生の皆さんも緊張せず、社会人と学生で楽しそうに話す様子が見受けられました。

交流会㈰

交流会

最後にモリタ株式会社 常務取締役の近藤さんに乾杯の挨拶をして頂き、終了となりました。最後は集合写真を撮影しました!

集合写真

■イベントを終えて
今回はいつものJOB FESTAより、学生も出展企業さんも少人数で密度の濃いイベントにしようと企画しました。
当日、学生は全ての企業さんとトークセッションで話し、交流会でもインターンに限らず、さまざまな相談・質問を自由にしており、いい機会になったのではと思います。
最後の近藤さんの話で、「今の学生は長期インターンシップによって、やりたいことを実際に仕事として取り組むことができて羨ましい」という話が印象的でした。
「やりたいこと」は、こうした場に飛び込んでいろんな人と話したり、試しにやってみることでみえてくるのではないかと思います。
そうして見つかった、「やりたいこと」を長期インターンシップでじっくり取り組んでみて本当に「やりたいこと」なのか考えてみるのもおススメです!
参加してしていただいた学生の方々、出展企業の方々、イベントを手厚くサポートしていただいた北海道新聞社の竹石様、堤様、小樽商科大学の大津先生、当日運営の方々、本当にありがとうございました。
また今回のSPRING JOB FESTAに参加していない方でも、インターンシップに参加することは可能です!
まずは一度面談を行いますので、お気軽にご連絡ください!
*お問い合わせは「info@en-bridge.org」(担当:田中)までご連絡ください。

(北海道エンブリッジ インターン生:田中 桂樹)

【イベントレポート】11月3日(金・祝)に「CHALLENGE CONFERENCE 2017 SAPPORO」を開催しました!

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こんにちは!北海道エンブリッジ、インターン生の田中です。11月3日(金・祝)に「CHALLENGE CONFERENCE 2017 SAPPORO」を開催しました。今回、企画や運営に携わったので、簡単にイベントの様子をご紹介したいと思います。


■「CHALLENGE CONFERENCE 2017 SAPPORO」とは?

テーマは「10年後の未来から今必要なチャレンジを考える」。

「人口減少や高齢化社会、技術革新に国際競争も激しく、大手企業の倒産や、過去にうまくいった体験がこれからも通用するとは限らない、不確実性の高い、複雑で先の読めない時代になってきました。東京オリンピックからスタートする2020年代、この変化の大きな時代の中で、私たちは何をする必要があるでしょうか。自分の暮らしや、大切な人たちの生活を守っていくために、私たちの暮らす札幌は、どのようなことが求められているのでしょうか。」

「NPO法人北海道エンブリッジはこれまで、仕事を通じて『地域のより良い未来をつくる人』を増やすことを目的に、一次産業や福祉、観光、IT、ものづくりなど、様々な分野で先駆的に取り組む起業家の元に大学生を送り出す活動をしてきました。本イベントでは、企業や行政、大学、大学生、高校生など立場に関係なく、地域に住む一人一人が『これからの北海道は絶対に良くなっていく』と信じられるために、10年後の未来をつくる”今”必要なチャレンジについて議論したいと思います。議論を通じて、参加者のみなさまの2018年度の事業や活動の計画が、これまでの延長線上とは違う視点が得られ、深化できる時間になればと思っております。」

というコンセプトのもと、開催をいたしました。詳しくは、Facebookイベントページをご覧ください。


■イベントの内容

講師として東京から株式会社エンパブリック代表取締役・広石拓司さんをお迎えして、北海道で先進的な取り組みをされている方のプレゼンや、SDGs(持続可能な開発目標)-17項目の10年後を考えるというワークを行いました。

【概要】
イベント名:CHALLENGE CONFERENCE 2017 SAPPORO
日時:11月3日(金・祝)13:00~17:30
場所:インタークロス・クリエイティブセンター(ICC)1Fクロスガーデン
参加者:高校生1人、大学生19人、社会人27人
主催:NPO法人北海道エンブリッジ
後援:No Maps実行委員会、インタークロス・クリエイティブセンター(ICC)

浜中さん㈪

はじめに、NPO法人北海道エンブリッジ代表理事・浜中裕之より「エンブリッジの取り組みと開催目的」をお話いたしました。若者と先進的な取り組みをしている「師匠」を長期インターンという形でつなげることで、農業・福祉・観光など様々な分野で面白いチャレンジを生んでいます。「CHALLENGE CONFERENCE  2017 SAPPORO」は私たちにとっても初めての試みでしたが、このイベントをキッカケに皆さんと未来の札幌や北海道をつくる、面白いチャレンジを増やすキッカケにしていければと思っています!

広石さん㈰

その後、株式会社エンパブリック代表取締役・広石拓司さんに、企業のビジョンや時代の変化についてお話していただきました。「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は大学卒業時(2027年)に今(2011年)に存在しない職業につくだろう」という研究結果や電気自動車へのシフト、オーガニック食品への注目などを交えながら、わかりやすく説明していただき、ありがとうございました!過去の正しさではなく、小さな変化に敏感になりながらチャレンジしていきたいと感じました。

鈴木さん

次に、「今、北海道で行われているチャレンジ」ということで、4人のプレゼンターに現在の取り組みを紹介していただきました。1人目は、エンブリッジの長期インターンを受け入れてくださっている、株式会社ハルキ取締役開発室長の鈴木正樹さんに「北海道から見た林業」というテーマでお話いただきました。木の高齢化によるCO2の吸収とO2の排出量低下の観点から、積極的に「木づかい」をしていくことが重要であり、さまざまなプロジェクトを敢行しています。

大貝さん
2人目は、北海学園大学経済学部准教授の大貝健二さんに「未来に求められ大学の役割と地域の関わり」というテーマでお話いただきました。地域に資する人材の育成を目的に、エンブリッジや現地コーディネーターの坂本さんと協働して、3年単位で天売島の当事者としてプロジェクトを提案する授業を行いました。2025年の大学像としては、豊かな地域社会の創造に貢献できる人材の育成や学生のポテンシャル醸成、第一線の研究が共存する状態を目指しているとのことで、これからの大学の在り方がどう変化していくのは興味深かったです。

宮武さん
3人目は、エンブリッジを通し、NPO法人チャレンジドでインターンしている藤女子大学4年の宮武真子さんに「障害者雇用の現状とこれからの取り組み」というテーマでお話いただきました。外来の障害者で民間企業で雇用されている人の割合は、身体障害者のうち28%、知的障害者のうち23%、精神障害者のうち1,7%となっています。精神障害者の雇用問題の解決に向けて取り組んでいるNPO法人チャレンジドのお話、宮武さんのインターンの活動内容をお話いただきました。

廣瀬さん

最後に、No Maps 事務局 事務局長の廣瀬岳史さんから「街に、未来を、インストールする。No Mapsの取り組み。」というテーマでお話いただきました。No Mapsは新たなビジネスを生み出し加速させるための場を提供することを目的に、先端テクノロジーや斬新なアイデアなどを軸として「新しい価値観」、「新しい文化」、「新しい社会の姿」を提案しています。 今年のメイン会期は10月5日~15日まで開催され、Conference、Exhibition、Event、Meet-up、Experimentの5つのプログラムが実施されました。 宇宙ビジネスの将来について議論を交わすシンポジウムや「大企業とベンチャー企業の共創」をテーマに掲げたビジネスミートアップの開催、札幌中心市街地での自動走行パフォーマンスなどが行われました。

続いて、先ほどのプレゼンターの方々に加えて、株式会社エンパブリックの広石さんと弊社代表理事の浜中を交えて「業界のNEXT STAGE」というテーマで、クロストーク。プレゼンの中では聞ききれなかった内容を深く掘り下げた質問に、興味深く聞き入る方々も。

クロストーク▲写真左から:株式会社エンパブリックの広石さん、No Mapsの廣瀬さん、NPO法人チャレンジドの宮武さん、北海学園の大貝さん、株式会社ハルキの鈴木さん、弊社代表理事の浜中

クロストーク終了後は広石さんに基調講演をしていただいた後は、SDGs(持続可能な開発目標)-17項目のテーマにしたグループワーク。17項目の中から興味のあるアジェンダを選んでいただき、グループに分かれてテーマについて話し合うディスカッションが行われました。どのグループも大変盛り上がっており、終始賑やかな雰囲気で進んでいきます。

ワーク㈪

ワーク㈰
そして最後に、イベントを踏まえて一人一人が未来に向けてどんな事にチャレンジしたいと思ったか、「MY CHALLENGE」を考え、発表していただきました。

マイチャレンジ
ワークを終えてイベントは一旦クロージングとなり、最後はフードやドリンクを楽しみながら、参加者の皆さんが自由に交流いただける交流会。「美味しい食事と飲み物で楽しんでもらいたい」という思いから、今回はインターンシップの受入企業としてのパートナーでもある株式会社FULLCOMMISSION様、HOTEL NUPKA様にケータリングとドリンクのご協力をいただきました。

交流会㈫

株式会社FULLCOMMISSIONとは、現在、札幌駅、中島公園駅付近に、2店舗を展開しているゲストハウス「Ten to Ten」を運営している会社です。そして実は今までケータリングのサービスがあったわけではなく、なんとこのイベントを機にケータリングのサービスを始める可能性があるとのこと!第1号となる今回、お越しいただける方はイベントの中身だけじゃなく、美味しいフードも楽しんでいただきました。

料理のご紹介もしていただいたのですが、食材・味へのこだわりはもちろん、今回は”インスタ映え”をテーマに今話題の”萌え断”サンドウィッチなど、とても素敵な料理をつくっていただきました。また、手作り生チョコもとろける美味しさで大好評で、すぐになくなってしまいました。「Ten to Ten」のみなさま、素敵なお料理を本当にありがとうございました!

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また、ドリンクは「旅のはじまりのビール」をご用意。2016年3月、北海道十勝地方で開業したHOTEL & CAFE NUPKAを訪れるゲストのために作られた〈旅のはじまりのビール〉。エンブリッジが日々お世話になっているNUPKAさんにお願いして、今回のイベントの交流会にて、お一人様一本ずつ、ご用意いたしました。ドイツ麦酒純粋令(麦芽・ホップ・酵母・水以外に何も足さない古来からの醸造法)を守って醸造された日本人好みのピルスナータイプ。ふくよかな麦の香りとコクが口の中に広がり、何杯でも飲みたくなるビール。
*FBページ : https://www.facebook.com/tabibeer/

一つの大麦畑で収穫された大麦のみを使用する日本では珍しい「シングルモルト」のクラフトビールで、2016年にはフードアクションニッポンアワードも受賞。オンラインショップでも販売しているので、気になった方はぜひ見てみてくださいね。

ビール
乾杯の音頭は、株式会社ハルキの鈴木さんにとっていただきました!いつもありがとうございます。

交流会㈰
交流会では、旅のはじまりのビールを片手に、さまざまな方々が交流を楽しむ様子が見受けられました。

交流会㈪


■「MY CHALLENGE」の一部をご紹介!

ワークショップの最後に、一人一人に書いてもらった「MY CHALLENGE」には、素敵な言葉が並んでいました。本当は全員ご紹介したいところですが、一部ご紹介させていただきます。

【 大学生編 】

IMGP4580▲ 「色々なものの在り方を考えておく」と書いてくれたのは、理科教育に興味があり、現在ゲストハウスで理科教室なども開催している大澤くん。

IMGP4586▲ 「北海道から日本。そして世界へ。地元に貢献できる人材へ」と書いてくれたのは、株式会社ハルキでインターン中の篠原さん。

IMGP4592▲ 「様々な事があるのを今回知った。なので、興味のない分野にも手を出して、予備知識として知っていきたい!」と書いてくれたのは、将来牧場を開きたい!という木下くん。

【 社会人編 】

IMGP4593▲ 「若者のソーシャルなチャレンジを応援する」と書いてくださったのは、まさに現在インターン生・宮武さんを受け入れている、NPO法人札幌チャレンジド代表の加納さん。

IMGP4597▲ 「しもかわを、楽しい田舎のモデルに!」と書いてくださったのは、NPO法人森の生活・代表の麻生さん。

IMGP4599▲ 「地域商社の自立自走」と書いてくださったのは、株式会社沿海調査エンジニアリングで働きながら、今年10月1日に設立された株式会社KITBLUEのプロジェクトマネージャーを務める徳間さん。

【 番外編 】

今回のイベントは「高校生にも来て欲しいね」と話していたのですが、なんと一名、参加してくれました!(とても嬉しかったです!)

IMGP4589▲ 「話す。行き止まりになる前に話すことで新しい道を見つける」と書いてくれたのは、「高校中退をネガティブからポジティブに」と思い、現在は学びを求めながら社会を放浪している、高校生の千葉くん。


■イベントを終えて

今回イベントを開催させていただき、学生だけではなく他の分野に取り組んでいる社会人の方々と一緒に、社会問題について考えるという貴重な機会をキッカケに、普段自分が取り組んでいる問題の捉え方を見直すことができました。

「CHALLENGE CONFERENCE 2017 SAPPORO」が、ご参加いただいた皆様にも、チャレンジのキッカケや助けになっていれば幸いです。また、今回は多くの方々からご協賛をいただき、まことにありがとうございました。継続した次回の開催につなげていきたいと思います。ご参加していただいた方々、登壇していただいた方々、当日運営を手伝ってくださった方々、Ten to Ten様、HOTEL NUPKA様、広石さん、本当にありがとうございました!

(北海道エンブリッジ インターン生:田中 桂樹)

【7月8日(土)に SUMMER JOB FESTA 2017を開催しました!vol.2】

こんにちは。エンブリッジの佐々木です。
前回のレポート記事に続き、SUMMER JOB FESTA 2017の様子をお伝えします。
早速、企業プレゼンテーションの続きからレポートします!

 

 

IMGP41986番目は【モバイク・ジャパン株式会社】です。
『今回のミッションは、札幌での「モバイク」事業 の立ち上げメンバーになってもらうことです。
スペースの確保や、利用率向上に向けたマーケティング、運用データの分析などを通じて、利用者にとってより快適なサービスを提供することや、街の駐輪課題の解決に取り組むためのスペースの確保や、利用率向上に向けたマーケティング、運用データの分析などを行ってもらうことを期待しています。』

 

 

IMGP41807番目は【有限会社アリカデザイン】です。
『広告デザイン業務を軸に、地域の特性を活かした魅力的なモノ作りをする人や企業を、ブランディングとプロモーションという立場からお手伝いしています。
「シメパフェ」や「札幌コレクション」などといった、札幌カルチャーを手掛けてきました。
これから一緒に「飲食×広告デザイン」の可能性に挑戦できる方をお待ちしています。』

 

 

 

IMGP41848番目は【株式会社ノースアンビシャス】です。
『ファンを増やすためのクリエイティブ(映像・WEB・VRなど)の制作や、マーケティングのコンサルティングを行っています。
創業2年目のベンチャー企業で、社長も社員も20代というかなり若い企業です。それゆえ、肩書や経験など問わず、一緒に楽しんで0から創っていくことが多いです。
その分学生扱いはしないので、正直他のインターンより大変なことや苦しいことも多いと思いますが、それをチャンスと捉えれば大きく成長できる環境です。』

 

 

IMGP41929番目は【有限会社オフィスアン】です。
『代表の鈴木が有機野菜の八百屋を24歳の時に設立し、25年に渡って有機栽培などの農産物の流通を行っています。
自家製のお米を使った「米粉クッキ―」を新商品として開発しました。
今回のミッションは、「米粉クッキー」の新たな販売市場を開拓することです。
最近「グルテンフリー」が話題になっているこもあり、「米粉」の普及は、伸びしろが大きいと言えます。
そこで、「米粉」をより多くの人に知って貰えるようにするために、「米粉クッキーの魅力を、どのようなターゲットにどのように伝えるべきか?」ということを考え、販路を開拓してもらいます。』

 

 

IMGP419310番目は【沿海調査エンジニアリング】です。
『「海の家からはじめるまちづくり」プロジェクトとして、1期目に続きインターン生を募集しています。
2期生は商材の発掘や、第二弾・第三弾の製品開発を行い、地域商社としてのラインナップを増やし、地域商材を国内外に販売&最初の売上を上げる事がミッションです。
地域の魅力を商品を通じて発信する「地域商社」を一から立ち上げていくプログラムです。』

 

 

IMGP412411番目は【NPO法人北海道エンブリッジ】です。
『「社会に出ることが不安だ」「大学生でいるほうが楽しい」という声を聞く事があります。仕事は、言われたことを淡々とやるもの。給与は、疲労の対価。そんなイメージで社会を見ているのかもしれません。一方で、自身で取り組みたいテーマを決めて、いきいきと挑戦を続ける大人達がいます。そんな大人達とシゴトを共にすることで、「挑戦は楽しい」ということ。「理想の社会は自分の手でつくれる」ということ。そして、「可能性は無限」ということを、体験を通じて学ぶことができます。自分の可能性と選択肢を最大限広げてくれるインターンシップの機会を紹介します。』

 

 

IMGP4200プレゼンテーションの後は、プレゼンを聞いて興味を持った企業の担当者の方と直接お話できるブース交流会が行われました。1ターム10分程度で、企業の方へ直接インターンシップの詳細や、どんなお仕事をされているのかなど、多くの質問が飛び交いました。

 

 

IMGP4213最後はフリー交流会です。
皆さん飲み物とお菓子を片手に、学生同士や企業の方と自由に交流を楽しむ様子が見受けられました。

 

 

参加者の方と話していて、多くの方から「興味がある分野はあるけど、まだ具体的にどうすれば良いか分からない」「やりたいことが何なのか分からない」という声を聞きました。
普段の学生生活では、「大人」と話す機会が少ないと思うので、なかなかイメージし辛いのだと思います。
だからこそ、まずは自分の枠を狭めず色々なことにチャレンジしてみたり、やりたいことをやっている人と一緒に働いてみたりすることで、案外絞られてくるかもしれません。
ご来場頂いた学生の方、出展企業の方々、イベントを手厚くサポートをして下さった北海道新聞社の竹石様、小樽商科大学の大津先生、本当にありがとうございました。

また、今回のSUMMER JOB FESTAに参加していない人でもインターンシップに参加することは可能です!
まずは一度、面談を行いますのでお気軽にご連絡ください。
*お問い合わせは「info@en-bridge.org」(担当:佐々木)までご連絡ください。

NPO法人 北海道エンブリッジ

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