mocteco5期生の盛大地（もりだいち）さんに、日々の活動や、moctecoでの取り組みをお話ししていただきました！
moctecoでは数少ない、店舗を構えて実業に挑戦する盛さん。お店の立ち上げ方や、毎日の積み重ねがとても参考になるお話ですー

①盛さんの現在取り組んでいることを教えてください！

　高校生の時からラーメンが好き過ぎて、年間200杯以上全国のラーメンを食べ歩きながら、ラーメン屋の開業を夢見ていました。
親からは大反対で「大学に行ったら考える」という話をもらって、現在は北海学園大学に通いながら2022年8月に1店舗目となる［RAMEN ICHI］をすすきのにOPENしました。
世界中に僕らのラーメンブランド［RAMEN ICHI］を展開するという目標を持って日々挑戦しています。
僕にとっての飲食業界はとてもカッコよい憧れの職業でした。しかし、両親や多くの若者達も「アルバイト先にはなっても、そこを目指して働くような場所ではない」と考えていることも伝わってきました。
業界の中に入ると薄給や長時間労働、将来のキャリアが見えないなどの課題があって、教育やマネジメントが軽視されている部分も多いことが見えてきました。
自身のラーメンブランドを展開しながら、同世代の若者達から「カッコいい」「稼げそう」「成長できそう」っと、新しいイメージをつくれる業態を展開していきたいと思っています。

②普段はどんな学生生活を過ごしていますか？

　moctecoに取り組む前から、とにかくラーメンが好きな大学生でした。
大学1.2年の頃は授業が終わったら即ラーメン屋でアルバイト。3年の頃から『麺やICHI』というラーメン屋で店主を勤めていたため、本当にラーメンばかり追いかけて過ごしていました。
稼いだお金は9割食費に使っていて、全国のラーメンを食べに行ったり、ラーメン以外の別のジャンルの料理を食べて刺激を受けたりしてました。
2022年8月に自身のお店となる［RAMEN ICHI］を開業して、同じくラーメンが大好きな仲間3人と飲食のことばかり考える毎日を過ごしています。
また、大学で学ぶマーケティングの分野が大好きで、学校で学んだマーケティングの知識を実際の現場で試してみることが楽しかったです。マーケティングの授業で登壇させていただき、［RAMEN ICHI］のマーケティング戦略について授業を行った経験もあります。

③mocteco期間中にチャレンジしたことを教えて下さい！

　飲食業界のイメージをアップデートしたいと考えていました。東京にスタートアップスタジオという段階的に起業を支援する施設や環境があって、飲食版のスタートアップスタジオができないかと模索していました。
若者が飲食業を立ち上げる時にぶつかる壁をサポートしたり、間借り店舗や仮設店舗など、小さく試せる場の整備ができて、もっとリスク低くチャレンジを始められる環境をつくりたいと思っています。
活動を進める中で、焼き肉店を開業したい若者や、ラーメン屋を開業したい若者などたくさんの人たちと話をしてきました。
まずはそういった飲食業を志しているが踏み出せていない人たちのサポートをすることから始めて、3～5年後頃に飲食スタートアップを支援するスタジオを立ち上げたいと思っています。
もし飲食業立ち上げに挑戦をしたい若者がいたら是非、twitterに是非連絡下さい。

④moctecoには何を期待してエントリーしましたか？

　人との出会いです。3ヵ月間プログラムに参加して、このプロジェクトに参加しなきゃ出会ってなかったメンバーやコーディネーターの方が沢山います。
起業に関心を持っていても、なかなか普段の学生生活の中で気軽に相談できる環境はありませんでした。熱のある人たちから良いエネルギーを吸収できたし、僕自身もメンバーにいい影響を与えられるように必死に行動できたんじゃないかなと思っています。

⑤将来的に取り組んでいきたいことは何でしょう？

　お店に来て頂いて、ラーメンを食べて、退店時にお客様のお腹と心を満たすラーメン屋［RAMEN ICHI］を日本全国、世界各地に展開していきます。
2023年には2店舗目をOPENさせて、3店舗目に着手していきます。また、僕らみたいに飲食業界で挑戦する人達を後押ししながら、カッコいい職業の代表格に押し上げたいと思っています。

⑥最後にメッセージをお願いします！

　現在はmoctecoのネクストプログラムの一つでもある、MAKERS UNIVERSITYの8期生としても取り組んでいます。MAKERSでは、飲食業界以外の起業を志している人たちとの接点も増えて毎日強い刺激をもらっています。いろんな価値感を取り入れた中で、それでも飲食でいこう！と思いが日々強くなっていきます。
迷っていたらやっぱり行動してみると良いと思います。ラーメンが好きだったら自分でラーメンを作ったり、友達に食べてもらったり、ラーメンを作っている人と話をしたり、自分でできる小さな行動から最初は始めました。ずっと小さな行動を積み上げていくと、気づくと理想に近づいていると思います。
自分のつくりあげたサービスや商品でお金を稼ぐってめっちゃ幸せなことだなって毎日思います。お客さんが喜んでくれて、応援してくれて、色々な人たちに支えてもらいながら少しずつ事業がカタチになっていく。

これからも貪欲かつ謙虚に突き進みます！
RAMEN ICHIでお待ちしています！
（札幌市中央区南6条西4丁目プラザ６・４ビル2階　RAMEN ICHI）