REPORT

【mocteco 3期生インタビュー】「moctecoはできなかったたくさんのことを『やったことがある』にできる場所」高桑雅弘さん

創業支援サポートプログラム「mocteco」3期生の声をご紹介します。moctecoにエントリーした動機や、実際にやってみてどうだったか、自分の中で生まれた変化などを教えていただきました。


 

高桑 雅弘さん

mocteco 3期生

北海道大学医学部医学科5年(エントリー当時)


Q1.moctecoは何で知りましたか?
2期生の齋藤紗輝さんの紹介で知りました。

 

Q2.なぜmoctecoにエントリーしようと思ったのですか?
2018年に立ち上げて運営してきた組織「醸鹿 KamoshiKa」(以下、醸鹿)の本格的な事業化を考えており、moctecoを機に成長させたいと考えたためです。

 

Q3.moctecoにエントリーする前はどんなことをやっていましたか?
醸鹿で酒屋、酒蔵、飲食店と協力してお酒の新しい選択肢や楽しみ方の提案を行うイベントをオフライン、オンラインで行ってきました。個人としては大学を休学し、文部科学省が主催する海外留学奨学金「トビタテ!留学JAPAN」の奨学生としてイタリアに料理の留学に行っていました。

 

Q4.moctecoに参加してみて、どんな変化や進化がありましたか?また、成長を感じたことはありますか?
日本酒ギフトシェアサービス「緒 -itoguchi-」を開発し販売することができました。大学では学ぶ機会がない事業やプロダクト(製品)ができるまでの過程、お金を動かすことなど、「やりたい」を社会に実現する道筋を、挑戦する姿勢を後押ししてもらい実現できました。moctecoメンターの土屋さんがKick Offの日に「とにかくやってみること」を強調していたことを胸に刻み、分からないながらにがむしゃらに、分からないところは恐れず質問しながら進めました。その結果として実際に形にすることができた経験は、世界の見え方を広げ、人間として大きく成長させてくれました。

▲「緒 -itoguchi-」のコンセプトは「離れていても、いっしょに味わい、たくわえる」。

▲「緒 -itoguchi-」は札幌の老舗酒屋「銘酒の裕多加」と協働販売。醸造は、千歳鶴でお馴染み「日本清酒」の杜氏・市澤智子さん。

 

Q5.一番印象に残っている出来事を教えてください。
クラウドファンディングで「緒 -itoguchi-」の販売を開始し、開始3日で目標の100万円を集めることができた時です。周囲から応援していただけることと、つくったものが実際に使ってもらえる現実にやりがいと感動を覚えました。

▲クラウドファンディングは目標金額を超える150%の支援をいただき、達成。

 

Q6.今回はコロナ禍でのプログラムでしたが、全4回開催した「mocteco Kick Off」「mocteco day」「Demo Day」はどんな時間でしたか?
自分の進捗を振り返り、同期から刺激を受け、毎回気持ちが入れ替わる時間でした。楽しみに参加していました。

 

Q7.学生向けのプログラムなどがたくさんある中で、moctecoが違うと感じるのはどこだと思いますか?
メンター含めmoctecoを主催する方々のあたたかさ。何も分からないとき、聞くことすら恥ずかしく感じることもありますが、安心して「分からないので相談したいです」と訊くことができます。

 

Q8.エントリーしてよかったと思うこと、参加したからこその出来事があれば教えてください。
3期に参加したおかげで同期ができて、刺激を受けながらプロジェクトを進めることができました。参加したおかげで、一人では形にできなかったプロダクトを作り込み、150万円のクラウドファンディングを達成し、販売することができました。moctecoを応援する社会人との出会いもあり、新聞の取材、プレスリリースの投稿、ビジネスコンテストに始めて挑戦し入賞する経験を得ました。

 

Q9.あなたにとってmoctecoとは?
できなかったたくさんのことを「やったことがある」にできる場所。

 

Q10.今後moctecoが札幌でどのように広がっていくといいなと思いますか?
mocteco参加者が、周囲の想いを実現したい学生に影響を与え、「mocteco界隈」を創り出せたらいいなと思います。mocteco参加後も運営側、経験者が上下なく関わり続けられる場所ができることで実現できると考えます。

 

Q11. 最後に、これからの目標や取り組もうとしている事、「こんな世の中にしたい」というビジョンを教えてください!
「心が動く食事の場をデザインする」という醸鹿のミッションに則って、食事を通して人がいのちを輝かせながらよりよく生きていける世界を達成したいです。いのちを支える食事の場の価値が全ての大人に広まり、そんな大人たちに囲まれて、全ての子どもたちが幸せに生きていける世界を実現したいです。

 


高桑雅弘

北海道大学医学部医学科6年。石川県金沢市出身。食事から人の健康をつくる医療者「現代の食医」を目指す。身体の健康だけでなく、心の在り方、社会におけるポジション、霊的なものなどによって形づくられる人の「いのち」の在り方に関心をもつ。また、いのちを支える「食事」という行為に可能性を感じる。「トビタテ!留学JAPAN」奨学生として、イタリアに渡り現地のリストランテ「Il Guscio」で勤務。「心が動く食事の場をデザインする」をミッションに掲げる「醸鹿 KamoshiKa」創業代表。

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