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【 mocteco 1期生 インタビュー】「目標を見出せなかった毎日から、今できることを全力でやろう!と、現状に感謝できる自分へ」田中 和さん

創業支援サポートプログラム「mocteco」1期生の声をご紹介。moctecoにエントリーした動機や、実際にやってみてどうだったか、自分の中で生まれた変化などを教えていただきました。



田中 和 さん
mocteco 1期生
北海道大学 農学部・生物資源科学科 2年(エントリー当時)



Q1.moctecoは何で知りましたか?
同じ部活の多田君に「最近忙しそうだね。何してるの?」と尋ねると、「moctecoに通ってるんだよ。大学で暇してるなら、お前もくれば?」とイベントに誘われたのが一番最初のきっかけです。僕が足を運んだのは1期生の進捗状況発表の時でした。まさか、いつも話している同じ部活の多田君が、こんなところで発表するとは思っていなかったので驚きました。

Q2.なぜmoctecoにエントリーしようと思ったのですか?
同期の活動に己の焦りを感じつつ会を去ろうとしたときに、エンブリッジの代表でありコーディネーターの浜中さんから「好きなことは何?好きなことからはじめてみようよ」と声をかけていただきました。当時は、大学生活に目標を見いだせず常に将来の心配をしていた時期でもありました。

このまま大学で学問を続けて、周りと同じように就職して、上司に叱られる毎日を過ごすことになるのかな。周りとは違う何かをしたい、けど方法が分からない。それを続けられる自信もない。そんなことを考えては、気が滅入ってしまい、毎日を鬱に過ごす日々でした。

浜中さんからの第一声に僕は励まされました。本当にやりたいことを、まずはしてみよう。やらずに、考えてばかりいては、何も始まらない。行動したその先に、まだまだ進むべき道が見えるなら続けられるだろうし、見えないなら新しくスタートすればいいんだ、と思えたんです。

Q3.moctecoにエントリーする前はどんなことをやっていましたか?
特に何もしていませんでした。自分は農学部ですが、もともと理系には向いていないと感じていたため、勉学にも熱心になれませんでした。敢えて言うなら、海外(東南アジア)に行っていたぐらいです。海外の文化を自分の体で体験したい、という想いは小さいころからありました。大学1〜2年生では大学主催のプログラムに参加していました。

Q4.moctecoに参加してみて、どんな変化や進化がありましたか?また、成長を感じたことはありますか?
「世情に敏感になった」というのが一番の変化です。もともと、大学卒業後は院まで進んで、そのあとに就職をしようと考えていたため、ニュースを見る、新聞を読むなんてことはしていませんでした。しかし、moctecoではビジネスをするにあたって、社会に還元することとはどういうことなのかを考えさせられました。世は何を求めているのか、自分ができることは何か。現状を把握するうえでも情報収集は必要となり、ニュース、新聞に毎日目を通すようになりました。このことが自分の将来設計をより俯瞰的に見ることを可能にしたと思います。

Q5.一番印象に残っている出来事を教えてください。
相方の増村君と弾丸韓国調査に行ったことです。顧客を獲得できないのは、自分たちに実績がないからなのではないのかと思い「それじゃあ、自分たちだけで、韓国に行って調査してこよう!」と、3週間後のソウルのチケットを購入しました。
授業がある、お金がないなどの問題があったため、0泊2日というハードスケジュールでした。予定はソウルでアンケート調査をすることになっていました。が、ソウルについてみて初めて分かりました。ソウルは札幌の比じゃないくらい寒い。むしろ凍りそうでした。そんなこんなでも、地下鉄という避難所を見つけ、そこでアンケート調査を何とか行いました。今思えば、青春のような輝かしい思い出です。

▲ ブラッシュアップはいい緊張感は持ちつつ、仲間と和気あいあいと。

Q6.全4回開催した「mocteco kick off」「mocteco day」「demo day」はどんな時間でしたか?

増村君とは、mocteco発表までには何か成果を残さなくてはいけない、とよく話し合っていました。そういった点で全4回の発表が、自分たちのペースメーカーになってくれていたと思います。発表当日には同期の進捗状況を知って、「自分たちも頑張らないと」と毎度痛感していました。
大体、顧客と関わり合うようになったという話を聞くと、先を越されたなと感じていました。全4回のイベントは良き競争仲間、ライバルと会える良い機会となっていたいと思います。また、主に東京から来られるメンターの方に問題点の指摘を頂くことで、忘れがちな第三者の視点を意識することができたと思います。

Q7.学生向けのプログラムなどがたくさんある中で、moctecoが違うと感じるのはどこだと思いますか?
すみません、他のプログラムを知りません…。

Q8.エントリーしてよかったと思うこと、参加したからこその出来事があれば教えてください。
とにかく、自分の中で選択肢が増えたことです。これまでは理系学部を卒業して、就職するという先しか見えていませんでした。暇つぶしに就職先を探すときも、やりたいことではなく、会社名で検索をかけていたのをよく覚えています。しかし、moctecoを通して「起業」というのも一つの選択肢であることを知りました。どこもやっていないなら、自分で作ればいいんだ、という気づきを得られましたね。

Q9.あなたにとってmoctecoとは?
自己完結型の大学の授業では、考えに至らないところ、相手がいるとはどういうことなのかを身を持って体験できるところだと思います。そういう点でもmoctecoの期間はすべてが試行錯誤の連続でした。増村くんとの話し合いでは、「よし、行ける!」という案も、第3者に話すとイマイチな反応であることが多かったです。自分の思い通りには行かないということを身をもって体験できたと思います。

Q10.今後moctecoが札幌でどのように広がっていくといいなと思いますか?
札幌の学生が通るべき登竜門のようなものになることを願っています。将来、起業することを目標にしている学生はもちろんのこと、自分のように、大学での目標を見失っている学生にもぜひ一度moctecoに参加してみてほしいです。自分のように、moctecoの活動を通して、大学での学問に新たな価値を見いだせるかもしれません。

Q11. 最後に、これからの目標や取り組もうとしている事、「こんな世の中にしたい」というビジョンを教えてください!
4週間を東南アジア各国を回る旅を通して、これまでの考えが一変しました。学びたくても、様々な事情のために学校に通えない同年代に多く出くわしました。そんな中、呑気に東南アジアを回って自分は何をしているんだろう…。4週間ずっと頭の中を巡っていました。

進学するか、就職するか起業するか、選択肢が複数あるだけでも、自分は幸せものです。それなのに、一度与えられた北大農学部での2年間というチャンスを無駄にしようとしている自分に気づきました。今の自分には勉学に集中するだけの環境は整っています。好きか嫌いかは別にして、北大で学問をできることに感謝する。言い換えると、今できることを全力でやってから、進学、就職、起業の選択をするのが良いと考えるに至りました。

学問に精を出し始めた今期からは、専門分野の学習にも興味を持つようになりました。北大での学習に関して一皮向けた気がします。これも、4週間の東南アジアの旅を敢行するきっかけを与えてくれたmoctecoのおかげです。


田中 和(いずみ)
高校、大学1〜2年生での経験を通して海外旅行に強く惹かれるようになる。大学3年生の春休みに、旅人のためのサービスを作りたい、そんな想いで4週間東南アジアを周遊。現地の若者との出会いをきっかけに、学問に精を出すことを決意。現在は農学部で勉強中。


現在、moctecoでは2期生を募集中です。
エントリーに興味がある方はこちらをご覧ください。
http://en-bridge.org/enbridge_blog/mocteco2019/

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